日本VSポーランド戦のそれぞれのリアクション

今回の日本のワールドカップ決勝トーナメント進出決定、そしてそのための大事な試合だった、昨日の日本VSポーランド戦。

 

主要なリアクション

 

「クソつまんねえ」

 

普通の人。いわゆるニワカと呼ばれる人達に多い。普段、Jリーグユーロリーグを見たりはしないが何か盛り上がりを見せたらJリーグの試合見に行って盛り上がってみたり、ワールドカップパブリックビューイングしたり、要は祭り的な要素、非日常的な、熱狂出来る、そして自分の代わりに頑張ってくれる何かを見つけては盛り上がってる人たち。一部には謎に批評家ぶって独自のよくわからん持論を展開して、選手や監督を批判する輩が後を絶たないとか…。

 

「日本おめでとう!感動した!」

 

芸能人に多い。試合を見てんだか見てないんだかよくわからない、とりあえず結果よければすべて良し。スポーツに男ほど興味ない、大勢の女達もここに分類されるか。全然興味なかったのに、勝ったりした瞬間、急に乗っかってきてTwitterとかインスタとかにヤバすぎる!!って載っけるやつ。とはいえ、ある意味では1番純粋に勝ちに喜んでいるとも思われる。

 

西野監督ぱねぇ、日本はいい判断をした、つまらないとか言ってるやつは何もわかってない等々」

 

いわゆる、逆張りが好きな捻くれ者。自分がニワカであることを嫌い、ニワカにはかなり厳しい。世間は気付いてないことに気付いてる俺かっけえ思考が強く、またそれを黙ってりゃいいのに、周りに言いたがる。理屈屋が多く理論武装は万全か。屁理屈と相手の意見を聞けないことがたまにキズ。

 

「てかサッカーとか興味ねえし、どうでもいい」

 

知らねえよ。お前がサッカーを好きじゃないのは全然いいけど、聞いてもないのに言ってくんな、お前には何も言ってねえだろ。

 

とまあ、主要なリアクションはこんなところだろうか。すごく大雑把だけれど。

 

ちなみに僕はと言うと、やはり「つまんねえ」に分類されると思う。

ここで言いたいのは、別に結果が全てでもないし、過程が全てでもないということだ。

 

日本があの時間、あの点差で、ああいう方針を取ったのは(難しい判断だと思うが結果から言うと少なくとも)正しかった。そして、もちろんルールの中でやっていることである。

決勝トーナメントへと歩みを進めた日本の采配にはあっぱれである。

 

しかし、その一方でサッカー(というよりスポーツ全般)は勝ち負け以前にエンタメである。

観客はより面白い、つまりは競った試合や積極的に仕掛けたり、激しくDFしたりする、盛り上がる試合を期待している。というか盛り上がりたいがために見てるのだから。だから、あの試合がつまらないというのはまったく正しくて、あれはどう見ても誰が見てもつまらない試合だった。それをつまらない、ということは何もおかしくないのだ。

というか日本もそれを受け入れた上で、それでも勝ちを狙いにいったのだろう。批判はされてしかるべきだ。もちろん、ブーイングも。

 

日本は正しい選択をして見事にコマを進めた。しかし、そのことが、試合がつまらない、ということを否定することなど出来るはずがない。

 

日本は試合に負け、あげく残り数分は本当につまらなくて、そして見事決勝トーナメントへ進んだ。これが事実だ。

 

「試合がつまらない」という人に対して、お前は何もわかってない、あの戦略はすごい、ベスト。正しい、という返答はまったく噛み合っていないものだと僕は感じた。

 

とはいえ、さんざん叩かれまくった川島がいい働きをして嬉しかった。

入れられてもおかしくないシュートを少なくとも2回素晴らしいセーブをしたのは素晴らしいよね。前のミスがチャラになるわけではないけどさ。でも結果で信頼や人気を取り戻すしかないよね。

次のベルギー戦も頑張れ!