善悪のバランス

所謂普段毒舌キャラの人だったりが、たまにいいことを言ったり優しいことを言うと、この人は本当はいい人で普段は隠してる、とかキャラだから、なんて解釈をしてしまいがち。

ギャップっていうやつの力は恐ろしい。

 

逆に普段から常々綺麗なことばかり言う人や優しい人、いい人で通っていた人が何か問題を起こすと途端にその人の綺麗に見えた部分が嘘っぽくなり実は性格が悪い、であるとか腹黒であるとか思いがち。

 

自分の綺麗な部分、良い部分、優しい部分だけを見せるよりも、それに少しそうじゃない部分も混ぜておく。最初から善悪両方をチラリと見せておいて、さも自分は自分のいいところも悪いところも全てさらけ出してますよ。というアピールをしておくと、他人は彼の悪いところを見限って、そう悪くないと思ってしまう。

逆に悪い部分を見せないでおいて、いざそれが表になった時、その悪い部分は一体どれほどまでに大きいのか捉えきれず、それはどんどん増長していく。

思うに人っていうのはそういうものだと思う。

真っ白な部分に少し黒を入れると、さもその黒以外全て白であるかのように見える。