親友の作り方
自分には数人だが、親友がいる。
それぞれまったく違う性格と個性を有していて、なかには何でこいつと…?って思う奴もいる。もちろん、皆良い奴で気が合って大好きだけど。
A君とB君という親友がいて、僕は両方とそれぞれ親友(だと思ってる)だけれど、A君とB君は仲がいいどころか、仲が悪かったりもするから面白い。自分と似たタイプだから、馬が合う場合もあるし、自分とはまったく違うタイプだからこそ上手くいってることもある。
ふと、何でこいつと親友になったんだっけ?と思うことがある。親友になる、というのも変な表現だけど。
そうしたら、共通することがあるのに気付いた。
ただ、仲が良かったり、気が合ったり、一緒にいる時間が多いだけではたぶん親友にはならない。なれない、という訳ではなく、ならないという表現が正しい気がする。
むしろ、ずっと一緒にいたりはしない方がいいかもしれない。
1つ目に大事なのは付かず離れずで長い間いること。仲良くなって、一時的に一緒に居続けるのはいいんだけど、ずっと一緒にいない方が望ましい。これは意識してどうこう、というよりいろんな事情でそうなった、ってことが多い。
2つ目は定期的に連絡を取る仲であること。
ただ、ここでも言いたいのは、あんまり意識的に、例えば○○と会いたいな、遊びたいな、って思って遊びに誘うより、もっと自然に、あるいは必要に迫られて、あるいは何の気なしに誘い、誘われる。例えばたまたま○○の家の近くに用事があって来た、ついでだからちょっと飲まない?みたいな。
3つ目は1つ目、2つ目でも部分的に述べてることだが、お互いにあまり意識的ではないこと。こいつと仲良くなりたい!仲良くしてたい!と思って付き合いをするより、もっとラフでいい。あいつは良い奴。気も合う。以上。
後は風の吹くままでいい。
ある時、気付いたら、あいつとも長い付き合いになるなあ。いつも会うわけじゃないけれど、あいつと会うと昔と同じように変わらずにいられる。そういう人がいて、ふと気付く、ああそういえばあいつ親友かもな。って感じで。
こういう気付いたらなってるってことがすごく大切だと思ってる。自分であれこれ画策してもあんまりうまくいくものじゃない。
少なくとも自分はそうだった。
あんまり余計なこと考えずに、川の流れに流されて、下流の方について、ふと見回すと同志がいる。大抵。
自分は恵まれてるって感じる。
誰かと比べてとかじゃなくて、そう思ってる。
人生大抵の事はなかなかうまくいかないし、めげたり、逃げたり、たまに戦ったり、心はいつだって大荒れだけれど、こういう確信が少しだけ自分を支えてくれる気がする。