自己紹介その1

もうはや10月も終わりそうで、
春がついこの前みたいに思うのに、
もう半年も前のことになってしまって。
こんなこと言うとますます年寄りみたいだけど。

4月の頃、100均で買ったスカーフを愛用している先生の担当科目で自己紹介をする、というプレゼン?発表があった。
まず、自分を総合的な性格について一つの形容詞を上げ、それを補強する形容詞を3つか5つ上げて補強して・・・
という条件があった。

そこで困った。
自己紹介ってすごく苦手だ。
自分を紹介する、って普通に考えてやばくない?
自己陶酔して、自分はこんななんです〜!とナルシシズムに走るのも嫌だし、自分はこんなしょうもないやつです、と卑屈になるのも嫌だ。
そこのさじ加減をうまいことするのってすごく難しい。何より自分から自分語りを切り出す、っていうこの行為そのものがなかなかにきつい。

会話って言うのは基本的にお互い探り探り進んでいくわけですよ。
まあ名前くらいは名乗るとして、お互い相手を知らない状態で、ジャブを打ち込んで必死に共通点を探して、1つ見つけたらそれを取っ掛かりにして次の共通点を探す。そして、自分と沸点の近いものを見つけた時喜びを感じて・・・。
そこで生まれるお互いの意図していない、更に言うとどうしようもない空気感の中で、少しずつ自分を出していくわけですよ。
その流れを汲み取りつつね。
会話って入り口とはまるで違う出口からどんな道のりかも忘れて出ていくのが楽しかったりするじゃん?
でも、自己紹介っていきなり何もないところから始まるわけです。
そして一方的に特にオチもないマイストーリーを語り始め、最後まで走りきらないといけないわけです。
そりゃね、相当の燃料がいるし、何より燃費の悪さったらないわけです。
自分は最近自動車のMTの免許を取ったわけですけど、ローギアで高速走り続けるぐらいきついわけです。アクセル緩めようものなら、もう
それはそれは強烈なエンジンブレーキがかかって。

また、自分のことって自分が一番わかってるようでそうでもないじゃん?
他人のことを心の底から理解することなんて出来ないし、自分のことを心の底から理解してもらうことも出来ないし、それはその通りなんだけれど、ある種の諦めも必要だけれど
でも、自分でもわかってない一面を他の人が気付いてくれていることもたぶん意外とあって。それはその人のイメージや偏見や思い込みであることも多いから、全てとはとても言えないけど、でも確かにあると思う。
そして自分のことってわかってると思ってるんだけれど、ふとした時に何もわかってないことに気付いて。
自分のことさえわからないのに他人のことなんてわかるわけないよな、って変に納得したりするじゃん?

まあとにかく、無粋な行為なんですよ。
自分をいきなり紹介って。
自分はこんな人間だ、って決めつけられたくないでしょ?
よく知りもしない人に。そりゃキャラ付けは円滑になるけど。


本当はそれで結局自分は何の形容詞にしてどうしたのか、ってのを
書こうと思ってたんだけど、なんか既にここまでで長くなっちゃったので、
また今度書こっ。
続く・・・。